都内のタクシーの初乗りが410円になってからお客さんは果たして増えたのか?タクシーの運転手さんに聞いてみた
先日、来客と一緒に都内でタクシーに乗ったところ、初乗りの金額が410円になっていることに気づいた。興味を持ったので、タクシーの運転手さんにいろいろと質問してみました。
どうやら初乗り410円になってお客さんは増えたらしい
僕「初乗り410円になってますね。どうなんですか。お客さん増えましたか?」
運転手「増えましたね。やはりちょい乗りのお客さんが多くなりました」
僕「410円でどこまで乗れるんでしたっけ?」
運転手「だいたい1キロくらいです。その後は80円刻みで上がっていきます。単位は・・すいませんよく覚えていません。でも、2600円くらいまでは以前よりも安くなっていると聞いてます。2600円を超えると逆に割高ですね」
僕「1日に何人くらい乗せるんですか?」
運転手「そうですねえ、20人から30人くらいですかね。多い人は40人から50人くらいいきますが、私はなかなか40人は超えられないですね(笑)」
遠乗りのお客さんは嬉しいが、営業規制は結構厳しい
僕「やはり、遠乗りのお客さんは嬉しいものなんですか?」
運転手「それは嬉しいですよ。一人のお客さんでしっかり稼げますから」
僕「でも、都内を出て知らない場所に行って、そこでまたお客さんが乗ったら面倒じゃないですか?」
運転手「いや、実は都内を出ると営業はできないんですよ。そこはすごい厳しくて」
僕「どういうことですか?」
運転手「それぞれのタクシーには縄張りのようなものがあって、決められたエリアでしか営業ができないんですよ。私が営業できるのは基本的に都内だけです」
僕「でも、そんなこと誰も分からないんじゃないですか?」
運転手「いや、どのタクシーにもドライブレコーダーが内臓されていて、本部で全部移動場所をチェックされてるんです。もし違反したら・・・1週間くらい営業停止です。だから絶対にやりません」
僕(恐)
運転手「でも例外もあって、例えば地方から都内に戻るお客さんがいれば、それはOKになります。ですから、乗せる前に、都内になら載せられますが、という確認をしっかりとやってから乗せるようにしています。まあでも、ほとんどの場合は回送にしてそのまま都内に戻ってきますけどね。」
タクシーの車は50万キロ走る
僕「ところで、前から気になっていたんですが、タクシーの車って古いものが多いですよね」
運転手「それはそうですよ。タクシーは最低50万キロ走りますからね」
僕「ええ!? 10万キロで乗り換えるのが普通だと思ってましたが」
運転手「はは。10万キロで乗り換えるべき、なんていうのは正直車を売りたい自動車メーカーが流布している陰謀みたいなものですよ。全く問題なく50万キロくらいまで走りますね。そう考えると、日本車のエンジンの性能っていうのは大したものです」
僕「そうだったんですか・・」
運転手「その代わり、タイヤとシートは頻繁に交換しますね。1ヶ月に2万キロは走りますから」
まとめ
10分足らずの時間でしたが、思いもよらずなかなか面白い話が聞けました。特に車は50万キロまで大丈夫、だというのは驚きました。我が家は1年に1万キロくらいの利用なので、このまま行くと死ぬまで今の車と付き合うことになるかもしれません。笑